【AnacondaベースのPython環境】SeleniumのChromeDriverの更新方法

これまで何不自由なく動いていたブラウザ(Google Chrome)操作自動化プログラム(Python with Selenium)を久しぶりに起動したら動かなくなっており,代わりに次のようなエラーを吐くようになっていました.

SessionNotCreatedException: session not created: This version of ChromeDriver only supports Chrome version 75″

Anaconda環境でChromeDriverを更新するのに少し苦労したので,解決方法をまとめておきます.

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環境

私は主にAnaconda Navigatorを使ってGUIで環境構築を行っています.Anaconda環境をCUIで管理している人でも解決方法は同じだと思います.

  • Windows 10
  • Anaconda Navigator 1.9.7
  • Python 3.7
  • Selenium 3.141.0
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原因

エラーメッセージ,

“SessionNotCreatedException: session not created: This version of ChromeDriver only supports Chrome version 75”

を読む限り,どうやらSeleniumが引くChromeDriverのバージョンとそれが呼び出すGoogle Chromeのバージョンが合っていないことに原因がありそうです.

解決方法

解決方法は大きく分けて2つです.

  1. ChromeDriverのバージョンをアップグレードする
  2. Google Chromeのバージョンをダウングレードする

一般論として,任意のソフトウェアは最新版が最良なので(?),ここでは前者のChromeDriverのバージョンをアップグレードすることを考えます.

まず,あなたのGoogle Chromeのバージョンを確認しましょう.
ホーム画面右上の縦3点タブからhelpをクリックすると簡単に確認できるはずです.

次に,先ほど確認したGoogle Chromeと同じバージョンのChromeDriverをダウンロードします.ChromeDriverは https://chromedriver.chromium.org/downloads で配布されているので,あなたのChromeのバージョンに対応するバージョンのChromeDriver(“chromedriver.exe”)をダウンロードしましょう.

しかし,肝心のダウンロードした ChromeDriver (“chromedriver.exe”)は一体どこに置けばよいのでしょうか?

結論から言えば,

C:\Users\YourName\Anaconda3\

のように,あなたがAnacondaをインストールした場所にあるAnaconda3ディレクトリの直下に置けばよいです.

私の場合は,以上をもって上記エラーが解消されて正常にGoogle Chromeを呼び出すことができるようになりました.

Anacondaのようなバージョン管理システムは非常に便利である反面,内部構成のブラックボックス化を許容してしまうので,マニュアルで何かしらの変更を加えることが難しくなる傾向があります.私もAnacondaの内部構成をよくわからないで使っていますが,こういった具合に困ったときに適宜解決できればと思います.なるべく楽して楽しいプログラミングライフを送りたいものです.

それでは.

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