最近、毎週日曜日の朝にScioteinチームで「FXオートトレードプログラムを開発する会」を行っています(Zoomで行っているので、新型コロナ感染の危険性はありません)。
今日で2回目です(記事としては1回目ですが)。
そのことも日記(週記?)的にまとめていけたらと思い、本記事を作成しています。
FXとは何か
FX (Forex, Foreign Exchange) とは外国為替を対象とした金融商品であり、我々不労所得を夢見る消費者に対して取引のための様々なプラットフォームが提供されています。
科学者のためのFXプラットフォーム
では、どのようなプラットフォームが私たちに適しているでしょうか。
科学を志向する者としては、定量的にトレードを記録・解析・実行できることが最も大切なことです。
筆者は大学に入るより前からFXで遊んでいたのですが(最新の環境にはあまり詳しくないのですが…)、その経験から上記の条件に合致するのはMT4(最新版だとMT5)一択だろうと思っていました。会社は安定性に定評のあるOANDA Japanです。OANDAは今年1月からMT5に対応し始めたようなので(筆者がよく遊んでいたころはMT5に対応していなかったので、嬉しい)、タイミング的にもよいです。トレーダーの主観的な判断が入ると結果の解釈が難しくなるので、基本的には主観が介在する余地のないオートトレードプログラムを開発するのがよいでしょう。それでは、MT5とOANDAの環境で、FXのオートトレードプログラムを開発していきます。
オートトレードプログラムを最速で作る
MT4/MT5ではオートトレードプログラムのことをExpert Advisor (EA) と呼びます。自分の思った通りに動くEAを作れるようになることがとりあえずのゴールです。
これに限った話ではありませんが、新しい技術を習得するためには、とにかく動くものを作って、それを元に理解を深めながら自分の作りたいものを作るのが最速です。プログラミングでは、公式が提供してくれるサンプルプログラムに慣れ親しむのがよいでしょう。
プログラミングするためにはエディターが必要ですが、ツールに”MetaQuotes 言語エディタ”というのがデフォルトで用意されているので、とりあえずこれを使うのがよいです。

「MetaQuotes 言語エディタ」を開くと”MQL5/Experts/Examples”に様々なサンプルプログラムが用意されています。これらのいずれかを取っ掛かりにするのがよさそうです。ここでは、”Moving Average.mq5″を使っていきます。

今日はここまで。
次回以降、”Moving Average.mq5″を解読していこうと思います。
それでは、また来週。
次回のリンクはこちら。
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