FXオートトレードプログラムを開発する会(2)

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第2回目の活動内容を報告します.

前回はオートトレードプログラムを開発するためのプラットフォームとして,OANDAのMT5を導入しました.

今回はMT5のサンプルプログラムである”Moving Average.mq5″の内容を解読してフローチャートを作りました(pdfをダウンロードしたい方はこちら).

Moving-Average.mq5のアルゴリズム

Expert Advisor (EA)である本プログラムを起動すると,まずグローバル変数が定義されたのちにOninit関数が呼ばれて初期化処理が行われます.

次に,OnTick関数の実行に移るわけですが,これはデフォルトで与えられている特殊な関数で,Tick(と呼ばれる為替レートの最小単位)が更新される毎に実行される関数です.OnTick関数内において,まずSelectPosition関数によって現在のポジションの確認が行われます.ポジションを持っている場合はCheckForClose関数(プログラム内で定義)が呼ばれて,移動平均値に基づいたClose処理の判定(および処理)に移ります.また,ポジションを持っていない場合,CheckForOpen関数(プログラム内で定義)が呼ばれて,移動平均値に基づいたOpen処理の判定(および処理)が行われます.

SelectPosition関数,CheckForClose関数およびCheckForOpen関数の詳細は次回以降に見ていく予定です.

また,本プログラムには停止処理が入っていないため,EAをマニュアル操作で停止しない限り(エラーによって止まらなければ)いつまでも動き続けるものになっています.

以上,簡単になりますが”Moving Average.mq5″の処理の全体の流れを見ていきました.次回以降,処理の詳細を見ていきたいと思います.

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